INFP(仲介者)の特徴を3つ挙げるとすれば「理想主義者」「他者への献身」「正義感」です。
それぞれについて具体的に解説します。
INFPの特徴 ①:理想主義者
INFPの人は理想主義的な性格を持ち、自分達を取り巻く環境をより良い場所にするための理想を追求します。
彼らは理想的な状況や社会を夢見る傾向がある一方で、現実とのギャップに直面すると葛藤し、悩んでしまうこともあります。
理想を持ち、創造性に富む
INFPは理想を追い求めるだけでなく、理想を実現するためのアイデアを出したり、周囲の人を巻き込んで様々なアクションを起こすことが得意な傾向があります。
明確なゴールを設定し、そのゴールに向かって行動することに喜びを感じることができるため、集団においてはどちらかと言えばリーダー向きの性格といえるでしょう。
理想と現実のギャップに悩むことも
理想主義者は現実とのギャップに直面すると失望したり、悩むこともあります。
しかし、INFPは比較的柔軟な思考の持ち主であるため、理想と現実のバランスを保ちながら少しずつ理想に近づくためのアクションプランを立案することができます。
周囲の意見を取り入れずに裸の王様になって孤立してしまうようなケースは少なく、周囲の意見を取り入れて計画を修正する柔軟性に富んでいるといえます。
信念が強い
INFPの根幹を成している考えの一つが「信念の強さ」です。
理想を追い求めることが彼らの信念の基盤となっており、前向きに生活を送る原動力となります。
INFPの特徴 ②:他者への献身
INFPは明確な自分の価値観や信念に基づき、他の人を積極的にサポートし、支援することができます。
自己犠牲
INFPの思考は「理想に近づくためなら何でもする」というわかりやすいパターンに基づいています。
他人の感情や求めていることを敏感に察知し、他人のために自分の時間を使ったり、労力を消費する献身的な姿勢を持っています。
共感する力
INFPは他人の感情の変化に敏感で、共感力が豊かであるとされています。
理想主義にありがちな独りよがりな考えに陥ることは少なく、周囲と協調しながら物事を進めることができます。
INFPの特徴 ③:正義感
INFPの性格は正義感にあふれ、「曲がったことが大嫌い」な傾向があります。
自分の中の価値観や正義感に従って行動します。
公平であることを重視
INFPはあらゆる不公平に反対します。
自分の選択や行動が倫理的な基準に基づいているかを常に考えながら行動します。
自分自身の良心に従って行動を決めるので、他者の考えに左右されて自身の行動を変えることは比較的少ないとされています。
事実を重視
INFPは嘘や偽りを嫌い、自分自身や他人に対して誠実であることを信条としています。
逆に言うと、嘘を付かなければいけない環境であったり、不公平を受け入れなければならない環境下に置かれるとINFPの人は大きなストレスを感じることがあります。
INFP(仲介者タイプ)の日本人における割合
16 personalitiesの公式サイトによると、「INFP(仲介者タイプ)」の日本人における割合は「16.4%」となっています。
16.4%
(1位/全16タイプ中)
<内訳>
INFP-T:12.9%
INFP-A:3.5%
全16タイプ中の1位なので、INFPは日本人に最も多い性格タイプです。
<参考> 日本における16性格の割合ランキング
1位 INFP(仲介者) 16.4%
2位 ENFP(運動家) 13.8%
3位 INTP(論理学者) 7.2%
4位 ISFJ(擁護者) 6.8%
4位 INFJ(提唱者) 6.8%
4位 ESFJ(領事) 6.8%
7位 ISFP(冒険家) 6.7%
8位 ESFP(エンターテイナー) 6.0%
9位 ENFJ(主人公) 5.6%
10位 ENTP(討論者) 5.2%
11位 INTJ(建築家) 3.7%
12位 ISTJ(管理者) 3.6%
13位 ESTJ(幹部) 3.4%
14位 ISTP(巨匠) 2.9%
14位 ESTP(起業家) 2.6%
14位 ENTJ(指揮官) 2.6%
また、世界全体で見た場合、INFPの割合が高い国と低い国、それぞれ上位10か国は次の通りとなっています。
(出典:16Personalities)
INFP(仲介者タイプ)の有名人
「INFP(仲介者タイプ)」とされている有名人やキャラクターは下記の通りです。
- ウイリアム・シェイクスピア(劇作家)
- ビョーク(ミュージシャン)
- ジョニー・デップ(俳優)
- ジュリア・ロバーツ(俳優)
- フォックス・モルダー(Xファイルに登場するキャラクター)
- アン(赤毛のアンに登場するキャラクター)
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