「ENFJ(主人公タイプ)」は、MBTIという性格診断によって分類された16個の性格の一つです。
ENFJの人は社交的で聞き上手であるとされており、”人たらし“、”世渡り上手“、”モテる“と言われているのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、そんな「ENFJ(主人公タイプ)」の特徴や性格、日本における割合、恋愛の傾向、適職、主な有名人などをご紹介します。
参考にしてみてくださいね。
ENFJ(主人公タイプ)の性格と特徴5選。やっぱり人たらし?
ENFJの性格や特徴は下記の5つに集約されます。
社交的である
ENFJは社交的な性格で、他人との交流が大好きです。
個人で行動するよりも集団での活動や社交的な場において特に輝いており、ENFJの人は新しい友人や仲間を作ることを楽しむ傾向があります。
集団においては存在感を発揮することが多く、社交的なスキルを駆使して、人々を引き寄せ、結びつけることが得意です。
この点から、ENFJの人は「人たらし」と呼ばれることがあります。
共感力が高い
ENFJは他人の感情やニーズを感じ取る能力に優れています。
ENFJの人々は他人の喜びや苦しみに共感することができ、またその共感を表現することで他人との深い絆を築くことができます。
自分から主張する「俺が俺が」というタイプというよりは、じっくりと話を聞いて共感を示すため、ENFJの人々は友人や家族、同僚の相談相手として頼りにされる傾向があります。
リーダーシップがある
MBTI診断(16 personalities)における「ENFJ」は英語で “Protagonists” と呼ばれています。
“Protagonists”とは、演劇や物語などにおける”主役“、”主人公“という意味です。
その名前の通り、ENFJはチームをまとめ、一つの目標に向かってメンバーの協力を促し、成功に導くことを得意とします。
メンバーに命令をして強制的に従わせるのではなく、メンバーの成長と幸福を重要視し、協力と調和によって成功を目指すところが特徴です。
自己犠牲精神を持つ
ENFJは他人の幸福を常に考え、自己犠牲的に行動することがあります。
ボランティア活動や慈善事業に熱心に参加したり、社会的な問題に取り組むこともあります。
また、ENFJは友人や家族のために時間やエネルギーを惜しまないことも特徴です。
他人に奉仕することを喜びとし、コミュニティや組織に貢献しようとする強い意欲を持つ傾向があります。
組織力がある
ENFJは計画的に物事を進めることが得意です。
行き当たりばったりではなく、スケジュールや予算、人員などを事前に計画したうえで実行に移します。
この組織力は、プロジェクトやイベントを円滑に進行させ、成功に導く鍵となります。
ENFJ(主人公タイプ)に向いている職業5選
「ENFJ(主人公タイプ)」の人々は社交的で共感力が高い性格を持っているので、それらの特性を活かした職業、つまり人々との協力やコミュニケーションを重視する職業が向いているとされています。
もちろん就職においては個人の適性や興味、専門知識といった要素も重要となるため、最終的な職業選択は個人の状況に応じて決まりますが、これらの考えが参考になるでしょう。
教師
ENFJは他人に対する共感力が高く、人々の成長や教育を支援することを得意としています。
そのため、ENFJの人は学校や予備校などの「教師」として、生徒に対して指導や学習サポートを提供し、生徒を教育することに向いています。
生徒との信頼関係を築くことが重要であり、ENFJの能力を役立てることができます。
カウンセラー/セラピスト
ENFJは他人の感情やニーズに敏感であるため、カウンセリングやセラピーの分野で人々に心理的なサポートを提供することができます。
「心理療法士」や「カウンセラー」として、個人や家族に対して精神的なケアを提供する職業が向いているといえるでしょう。
近年は心理的なサポートの需要が高まっており、ENFJの特性を活かしたカウンセラーが求められています。
医療関連職
「医師」や「看護師」、「医療ソーシャルワーカー」、「病院管理者」など、医療分野の職業はENFJの人に向いている可能性があります。
他人とのコミュニケーションや共感力は、患者との信頼関係を築き、医療ケアを提供する上で非常に重要です。
プロジェクトマネージャー
ENFJは計画的で組織力があり、プロジェクトのリーダーまたはマネージャーとして活躍できます。
プロジェクトの成功に向けてチームを結集し、コミュニケーションを円滑に保ち、目標を達成するのに役立つ能力を持っています。
コンサルティング会社やIT系の企業においてはプロジェクトマネージャーの需要が高いため、ENFJの人はこの分野で成功する可能性があるといえるでしょう。
「人たらし」の性格をフルに活かして、利害関係者を巻き込んで活躍することが期待されます。
イベントプランナー/コーディネーター
ENFJは社交的で創造的な一面も持っており、イベントプランニングやコーディネーションの職業に向いています。
結婚式、カンファレンス、イベントなどの計画と実行を担当し、参加者に素晴らしい体験を提供します。
イベント産業は国内で一定の需要があり、ENFJのアイディアとスキルが求められています。
ENFJ(主人公タイプ)が恋愛で気を付けるべきこと5選
ENFJ(主人公タイプ)は恋愛において、他人への深い関心や共感力を活かし、素晴らしいパートナーシップを築くことができることが多いです。しかし、恋愛においても気を付けるべきポイントが存在します。
ここではENFJの人が恋愛において考慮すべき重要なポイントを紹介します。
自己犠牲を過度にしないこと
ENFJは他人の幸福を重視する特徴がありますが、それは裏返せば「自己犠牲的」とも言えます。
恋愛において相手に合わせることは大事ですが、相手のニーズや要求に合わせすぎて自分のやりたいことを封じ込めてしまうと、ストレスが溜まってしまいます。
相手の言うことも聞きながら、しっかり自分の希望も相手に伝える。
このバランスを保つことができれば、相手との良好な関係を続けることができるでしょう。
過度に依存しないように気を付けること
ENFJの人は人間関係を大切にし、深い絆を築くことが得意とされていますが、相手への依存が強すぎると問題を引き起こす可能性があります。
恋人とずっと一緒にいるのではなく、個人で楽しめる趣味や活動を同時に持ち、相手に過度に依存しないようにしましょう。
健全な関係はお互いの独立性を尊重することから生まれます。
過去の経験から学ぶこと
ENFJの人は感情的に他人と結びつくことが多いため、過去の恋愛経験が深く記憶に留まっていることが多いです。
過去の恋愛経験で学んだ教訓を受け入れ、同じ過ちを繰り返さないようにすることが大切です。
過去の経験から得た洞察を活かし、健全な恋愛を築く手助けにしましょう。
コミュニケーションを重視すること
ENFJの人はコミュニケーション能力が高い一方で、相手にも過度な期待をかけてしまいがち。
「自分が簡単にできることが、なぜ相手はできないんだ?」と不満に感じてしまうことがあるかもしれません。
相手の気持ちや考えを読み取るだけでなく、相手に自分の気持ちや期待を直接伝えることを意識しましょう。
正直に話すことによって、誤解や不満を防ぐことができます。
自分の価値観を大事にすること
ENFJは他人の考えや価値観に共感を示すことが得意な傾向がありますが、その一方で自己認識が薄くなり、自分の欲求や価値観を無視してまで相手に合わせてしまう可能性があります。
健全な恋愛関係を築くためには、自分自身を愛し、尊重することが大事です。
まとめ:ENFJはやっぱり「人たらし」っぽい
「ENFJ(主人公タイプ)」は日本人の約5%を占めており、他人を巻き込んでリーダーシップを取ることが得意な傾向があることがわかりました。
仕事や恋愛においても聞き役に徹して信頼を高めたり、情熱的なコミュニケーションによって周囲に影響を与えるENFJの人は、やはり「人たらし」で「モテる」と言えそうです。
就職や転職、恋愛に悩んでいる方はぜひ当記事を参考にしてみてくださいね。
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